毎日お疲れ様です!看護師の仕事って、やりがいがある反面、定時で帰れないことも多いですよね。今回は、なぜ看護師の仕事が定時で終わらないのか、その原因と対策について考えてみました。定時で仕事を終わらせて、もっと自分の時間を確保しません?看護師歴15年以上、定時には余裕を持って仕事を終わらせるのが得意な私の考え方を紹介します。
看護師の仕事はなぜ時間通りに終われない?その原因とは
なんで看護師さんって残業が多いの??
イレギュラーな対応が多いの!
記録を書いてたらナースコールが鳴ったり、患者さんの家族さんが来院して、現状を説明して欲しいとか、色々あるのよ…
看護師の仕事ってなかなか定時で終わらないことが多いです。その理由は、不意に鳴るナースコールの対応、突然決まる緊急入院、面会に来た家族の対応などなど…。
計画していた業務の合間に、予期せぬ仕事が飛び込んできます。これは誰が悪いでもないのですが、それぞれの対応に専門のスタッフを常駐する余裕もないため仕方ないこと。
その積み重ねがどんどん時間を奪っていきます。では、どうしたら改善できるのか?対策を考えてみましょう。
1. 予定外の業務が次々と…
ナースコールの対応、緊急入院、家族への説明…。計画していた業務の合間に、予期せぬ仕事が飛び込んできますよね。そんなときは1人では限界があります。
そんな時は「自分でないと対応できないこと」以外はフリーの看護師や他のスタッフにも手伝ってもらいましょう。
「⚪︎さん、ごめんなさい!今、△さんの対応しているから、こっちをお願いしてもいいかな?」とお願いしてみるのも一つ。
ここで、大切なのが「お願いしたら、お願いされることも受け入れる」こと。お願いしやすい人ってだいたい決まっているので、支え、支えられる関係になることが大事なんです。
相手が困っている時は「真っ先に手助けする」、依頼したことをやってくれたら「ほんとありがとう!めっちゃ助かった」ってちゃんと伝えてあげること。これも円満に働く秘訣です。
対策:
- タイムマネジメント力を磨く
- チーム内で柔軟に役割分担
- 優先順位を適切につける
2. 多重業務によるオーバーワーク
日常的に必ずあるのは受け持ちの複数のバイタルチェック、創傷などの処置、点滴や内服などの投薬管理、血糖測定やインスリンの注射、さらには検査出しやカテ出しなどなど、やらないといけない業務がたくさんあります。
基本的に、重症な方や夜間に変化があった人からラウンドする、軽傷な人は後回しするとして、優先順位を決めることが大事です。そして、無駄のない動線を意識して効率化を図りましょう。
と、スケジュールしてもナースコールがなったり、追加の検査出しを依頼されたりと予定通りにいかないのが病棟看護師の宿命。
オーバーワークになった時は、手の空いていそうな人を見つけてお願いする、リーダー看護師に調整してもらう勇気を出しましょう。
対策:
- タスクの可視化(ToDo リストの活用)
- 効率的な動線の確保
- 必要に応じて応援を頼む
3. 一人で抱え込みすぎる
責任感が強い、頼るのが苦手な人など、「自分でやらなきゃ」となりがちです。その考えは素晴らしいですが、時にそれが裏目に出ることも。
いつもいつも仕事が終わらないとなると「自分で抱え込みすぎているのか」「業務が多すぎるのか」どちらかわからなくなってしまいます。
一生懸命に仕事してるのに「いつも仕事が遅い人」なんて風に思われても尺ですよ。
もちろん、ここはリーダー看護師がしっかりとマネジメントしたいところですが、そこまで手の回らないこともあります。
あなたが「助けて欲しい」って言える、チームを頼れることでまた救われる命もあるんです!
対策:
- チーム内でのコミュニケーションを活性化
- 「助けて」と言える職場環境づくり
- 定期的なミーティングでの業務分担の見直し
4. 慢性的な人手不足
忙しさのあまり、誰もが余裕がない…そんな状況になっていませんか?
「うちの部署からどんどん人が引き抜かれていく」そんなことありませんか?
私の働いている病院、部署ではありました。他の部署で退職者が出たため、人数多めに配置されていたのですが、そのため他の部署の調整でスタッフが異動に。
せっかく時間で帰るようになってきたのに、またスタッフが減ってしまった。涙
なんてこともあります。業務が回らない、そして残業になることは仕方ありません。
でもその時に「今日ぐらいは残業申請ださなくていいわ」はNGです。なぜなら、上司は「お、この人数でも仕事が回るんならこの人数で大丈夫か」と補充や採用強化をしなくていいと判断してしまいます。
私は「残業申請は自分の業務への正当な報酬の請求であり、この職場は忙しくて残業が発生するぐらいなんです、というSOSを上部に伝えるツール」と思っています。
業務改善で改善できそうなことがあれば、積極的に意見することも大事です。自分の意見が不安なら、同僚に「この業務、こうしたらもっと業務がまわりそうじゃないかな?」と相談してみることで変わることもあります。何かを思いついたら、賛同してくれそうな人を味方にするのもポイントです。
対策:
- 上司への適切な状況報告
- 残業申請を通じた実態の可視化
- 業務改善提案の積極的な実施
5. 「忙しいのは当たり前」という思い込み
これは長く勤めている人から聞かれるのですが、長年の習慣で、忙しさや残業を当然のものと受け入れてしまっている場合があります。
私は転職が多かったので、いろんな職場の経験や自分なりに業務が回るように工夫した経験がたくさんあります。その経験から「この業務、もっと良くできそう」「これって無駄だな」と気がついてしまうのです。
「これはこうでしかない」なんて固い頭ではなく「もしかしたらこうするともっと効率的で患者さんの負担も少ない?」と気付けたら最高ですね。
という気づきは実は、新人看護師がもたらしてくれることがあるんです。変な癖がないから率直な意見を聞くチャンス!
怖い先輩よりも「こういう風にやっているけど、どう思う?」とフレンドリーな先輩になることで、みんながより快適に働ける環境になるかもしれませんよ!
対策:
- 働き方改革への意識改革
- 他病院の好事例の研究
- ワークライフバランスの重要性の再認識
まとめ
看護師さんの仕事が定時で終わらない原因は様々です。でも、諦める必要はありません!一人ひとりが意識を変え、チーム全体で取り組むことで、必ず改善の道は開けます。
定時で帰れれば、心も体も余裕が生まれリフレッシュややりたいことをする時間を作れます!
明日からでも、できることから少しずつ始めてみませんか?きっと、あなたの職場環境が少しずつ変わっていくはずです。頑張りすぎず、でも諦めず、一緒により良い看護環境を作っていきましょう!
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